武器による殺人、アメリカの若年層の死因の第3位に
6月 15, 2016 18:37 Asia/Tokyo
事故と自殺に次いで、武器による殺人が、アメリカの若年層の3番目の死因とされているほど、アメリカの武器による暴力事件の数は懸念すべきものとなっています
アメリカの新聞ニューヨークタイムズは、14日火曜、記事の中で、12日日曜にオーランドで発生した銃乱射事件は、死傷者の数の点から恐ろしい事件だが、武器による暴力で一日に数十人が死亡している状況は、日常的だとしました。
ニューヨークタイムズはまた、銃による殺人はアメリカではよくある死因のひとつで、ほかの先進国と比べて暴力事件の割合の高さで抜き出ているとしました。
さらに、毎年、ポーランドやイギリスでは、100万人に1人が銃によって殺害されているが、アメリカではこの数は、100万人あたりおよそ31人となっているとしています。
この報告では、アメリカでは銃の携帯や所持の権利は人々によって認められているものの、武器による殺人は一般の精神衛生上において大きな懸念とみなされており、15歳から29歳までの男性の死因において、事故と自殺に次いで、武器による殺人が、3番目の死因に計上されているとされています。
12日、フロリダ州オーランドの同性愛者のナイトクラブで、オマル・マティーン容疑者が銃を乱射し、これにより49人が死亡、53人が負傷し、マティーン容疑者も警察によって射殺されました。
この事件は、2001年のアメリカ同時多発テロ事件についで多くの死傷者数を出した事件となりました。