南太平洋イースター島で森林火災、モアイ像も被災
10月 08, 2022 20:00 Asia/Tokyo
南太平洋に浮かぶ南米チリ領イースター島で森林火災が発生し、有名なモアイ像の一部が被災しました。
フランス通信が7日金曜、報じたところによりますと、チリ文化・芸術・遺産省のカロリナ・ペレ文化遺産担当次官はツイッターで今月6日、今回の火災で60ヘクタールの森林が燃え、モアイ像の一部も被災したと投稿しています。
ペレ次官の話では、チリ西岸から約3500キロ離れたイースター島では今月3日以降、100ヘクタールの森林が燃え、ユネスコ国連教育科学文化機関の世界遺産に登録されているラノララク山の周辺が最も大きな被害を受けたということです。
ただし、今回の森林火災による被害の全容はまだ明らかになっていません。
この地域には推定数百体のモアイ像と、その材料を採取する石切り場が存在しています。
イースター島のペドロ・エドムンズ首長は地元メディアに対し、「火災の被害は取り返しがつかない」と語りました。
イースター島は、新型コロナウイルス対策として2年間停止していた観光客の受け入れを、去る8月5日に再開したばかりでした。
タグ