米ジャーナリスト、「対ロ経済戦争は世界での影響力の喪失により米を脅かす」
(last modified Sat, 15 Oct 2022 10:53:19 GMT )
10月 15, 2022 19:53 Asia/Tokyo
  • アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領(アーカイブ写真)
    アメリカのバイデン大統領とロシアのプーチン大統領(アーカイブ写真)

アメリカのあるジャーナリストが、「ロシアとの経済戦争は、世界における影響力の喪失によって米国を脅かしている」との見解を示しました。

ロシア・スプートニク通信によりますと、米紙ワシントン・ポストのコラムニスト、ファリド・ザカリア氏は「西側諸国が集団でロシアに対して行っている世界的な経済戦争の結果は、今後何十年にもわたって感じられる」としています。

また、米国にとって「主に危険」なのは、この世界的な経済戦争が「ドルという独自の地位を利用」して、米国だけで行われていることだと指摘しています。

同時に、サウジアラビアをはじめとする西アジア諸国、インド、トルコ、インドネシア、中国といった多くの大国が、米国通貨の支配から「脱却」し、「広範囲に及ぶ米政府の経済力から離れようとしている」として警告しました。

ザカリア氏の見解では、米政府が「こうした武器」を使うのはロシアからの「前例のない挑戦のため」であり、「通常の状況下では」使わないことを宣言する必要があるからだとされています。

欧米諸国は、ウクライナにおけるロシアの特殊作戦開始後、ロシア政府に対して新たな制裁を行使しました。

しかし、これは逆に主に食料品や燃料価格の上昇などといった経済問題を引き起こし、いわばヨーロッパにとっての「自殺行為」に等しいものとなっています。

ロシア政府は、これらの制裁を「かつてない経済戦争」だとし、このような出来事の進展に対する用意があることを強調し、社会的義務の履行を保証しました。

 


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