ロシア外務省報道官「米は朝鮮半島危機を待ち望んでいる」
10月 17, 2024 20:04 Asia/Tokyo
ロシア外務省のザハロワ報道官は、「米国は朝鮮半島危機勃発の可能性を高めようとしている唯一の国だ」と述べました。
【ParsToday国際】ザハロワ報道官は自身のテレグラムアカウントへの投稿で、米国が朝鮮半島をはじめとして世界各地で戦火をもたらしているとした上で、「米国は朝鮮半島危機を待ち望んでおり、焼け野原になることさえ夢見ている」と批判しました。
朝鮮半島では最近、韓国が北朝鮮に向けて政治宣伝用ドローンを飛ばしたり、北朝鮮側も韓国に向けてゴミや汚物などをぶら下げた風船を飛ばしたりするなど、緊張が激化しています。
ザハロワ氏はこの投稿で、「米国の昔ながらの手法:扇動し、他国にその責任を押し付け、『望まない行動を起こさざるを得なくなった』と吹聴する」と記しました。
また、日韓を東アジア地域の安全保障の生命線とし、その両国が「米国の家臣ごっこから逃れられないよう圧力にさらされている」としました。
こうした中、ロシアのルーデンコ外務次官は、ロシアとして北朝鮮を軍事的に支援する用意があると述べました。
ルーデンコ氏は、6月に露朝間で交わされた戦略協定にもとづき、北朝鮮が第三国に攻撃された場合は、ロシアは北朝鮮を支援すると述べました。
元米海兵隊員のブライアン・バーレティック氏は、米軍の駐留が朝鮮半島情勢悪化の原因だとし、「米国が朝鮮半島情勢を緊張させる目的は、東アジアにおける米軍駐留の口実をつくるためだ」としました。
バーレティック氏は、米軍の駐留は地域の安全を脅かすだけではなく、中国の反発も招く一因だとしました。
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