伊ローマで、対ロシア制裁と燃料費上昇への抗議デモが実施

イタリアの首都ローマで行われた、対ロシア制裁と燃料費の上昇に抗議するデモの様子が伝えられました。

ローマでは、数百人もの人々が集結してデモを実施し、自国が対ロシア制裁およびＮＡＴＯ北大西洋条約機構のウクライナ向け武器送付に加わったことへの不満を表明しました。

ロシアのニュース専門チャンネル・ラプトリーＴＶによりますと、15日土曜に実施されたこのデモの映像で抗議者らは「戦争にノー、制裁にノー、平和と仕事にイエス」や「請求書は戦争と同義、ドラギ（伊首相）に払わせろ」と書かれた横断幕を手に掲げていました。

同国のマルコ・リッツォ共産党党首は、演説でデモ参加者らに向けて、「（イタリアは）ガスが非常に低価格になった場合にのみ、抵抗と再生が可能である」と語りました。

また、「今回の出来事は、米国産のガスには影響しない。フランス人たちはそれに気づいた。 （フランス）経済・財務相もそれについて触れ、自国民が米国産のガスに4倍以上の値段を払うことはできないと語っている。我々イタリア人がどうしてそれをできなければならないというのか？」と強調しました。

抗議者の1人は、「これらの決定は、ロシアと対するのと同様に我々をも襲っている」と述べています。

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