NATO加盟申請の北欧2カ国が、自国内の核兵器配備に言及
11月 02, 2022 20:15 Asia/Tokyo
NATO北大西洋条約機構への加盟を申請しているスウェーデンとフィンランドの首脳らが、自国領土内への核兵器配備について言及しました。
タスニーム通信によりますと、フィンランドのマリン首相とスウェーデンのクリステルソン首相は、フィンランドの首都ヘルシンキで行った共同記者会見で、「NATOへの正式加盟の場合、自国内への核兵器配備について同意する予定だ」としました。
スウェーデンでは、9月の総選挙まで政権を握っていた社会民主労働党を中心とする前与党政権によりこれ以前、核兵器の国内配備が拒否されていました。
スウェーデンの隣国でもあるNATO加盟のデンマークおよびノルウェーは、恒久的な軍事基地の建設や平時における自国内への核兵器配備を、NATOに対してこれまで許可していません。
今年2月24日のロシアによるウクライナ攻撃開始を受け、フィンランドとスウェーデンは5月18日、NATOへ加盟申請を提出しました。
これまでのところ、 NATOに加盟する30カ国のうち28カ国が、この申請を批准しています。
一方、新規加盟に全加盟国の同意が必要とされるNATOでは、トルコとハンガリーの2国が依然として二国の加盟申請を批准していません。
西側諸国は、ウクライナの非ナチ化と武装解除を目的に同国でロシアが軍事作戦を開始して以降、ロシアへの制裁を強化しさらにウクライナへ武器を送ることで、同国の情勢不安をさらに煽っています。
タグ