イタリアで、物価高騰に人々が抗議

イタリアの首都ローマで、社会的不平等や生活費の上昇が続くことに抗議して、数百人規模のデモが行われました。

国際通信イランプレスによりますと、抗議者たちは、ウクライナ戦争への反対と平和の支持を表明しながら、国内の社会・経済的公正を実現し賃金を引き上げるよう要求しました。

イタリア統計局が発表した一次統計によりますと、同国のインフレ率は13%にさしかかっており、過去40年間で前例のない水準となっています。

エネルギーや食料品価格の例をみない高騰は、イタリアの物価上昇の主な要因だとされています。一方、同国の労働組合の一部は、「雇用、賃金引き上げ、社会的不平等への反対」への支持を示すストライキおよびデモを、来月2日に実施するよう呼びかけました。

今回の抗議集会に参加した人々は、3週間近く漂流した移民救助船の受け入れを拒否して自国の港への接岸を許さなかった、新政権の対応も批判しました。

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