11月 28, 2022 00:16 Asia/Tokyo
  • 米英が依然として現代式の「奴隷制」を続行
    米英が依然として現代式の「奴隷制」を続行

複数の報告から、欧米では現代式の奴隷制が続いていることが明らかになりました。

IRIB通信によりますと、これまでに発表されている複数の正式報告から、多くの人々の考えとは反対に、ヨーロッパが15世紀に築いた奴隷制のネットワークは消滅しなかったばかりか、ヨーロッパやアメリカを含め、新しい形で続いていることが判明しています。

これに関して、奴隷制に反対するイギリスの民間組織「ジャスティス・アンド・ケア」のクリスチャン・ガイ主任は、「奴隷制は、わが国の博物館や奴隷所有者の彫像、歴史書に関係する問題ではない。今日、英国での奴隷に対する抑圧と暴力は非常に明白だ」とし、「現代式奴隷制は、今日において本格的な措置が講じられるべき大きな問題だ」と語りました。

同組織および、英国の社会正義センターの報告によりますと、英国には現在、性的暴行を含むあらゆる搾取の犠牲になっている「奴隷」が少なくとも10万人は存在するということです。

世界のさまざまな地域の人々に対する戦争、制裁、および各種の圧力は、現代式の奴隷制ネットワークの活動を助長した格好となっています。

被害者の搾取や、低賃金での過酷な強制労働、農作業により、特にヨーロッパとアメリカでは、これらのネットワークの運営者は毎年数十億ドルのポケットマネーを得ているのが現状です。

英国家犯罪対策庁の反奴隷制担当副局長であるキャロライン・ヤング氏は、「2014年の推計によると、世界97カ国から奴隷が英国に入国しており、このことは英国の奴隷制の規模の大きさを示している」と語りました。

公表された公式報告書によりますと、英国を含む世界各国で女性を含む少なくとも4000万人が現代式奴隷制の犠牲者になっているということです。

 


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