Pars Today
英連邦を構成するアフリカやカリブ海諸国の一部は、かつての大英帝国による奴隷貿易について巨額の賠償金を英政府に請求することを検討しています。
イギリスは、自身を人権という価値観の擁護者とするならば、それと同時に、奴隷貿易と植民地時代の犯罪に対する歴史的責任の受容を回避することができなくなります。
アメリカ在住のジャーナリスト・作家であるリチャード・スーダン(Richard Sudan)氏は、「西側が奴隷制時代に行った犯罪の賠償金を支払った時にこそ、世界中の黒人コミュニティは真にそこから解放されことになる」と指摘しています。
米空軍は、フロリダ州タンパのマクディール空軍基地で121基の黒人の墓が見つかったことを発表しました。
国連のグテーレス事務総長は、世界の大国は過去の植民地支配や奴隷制の賠償金を支払わなければならないと強調しました。
オランダ国王が、過去の奴隷制における自国の関与について謝罪しました。
英紙タイムズが、「サウジアラビアでは、国際機関から警告を受けているにもかかわらず、近代版奴隷制が依然として存在している」と報じました。
アフリカの専門家らが、オランダがアフリカ諸国に対して植民地時代の損害の金銭的補償を行うよう求めました。
オランダのマルク・ルッテ首相が、同国政府を代表して、過去の歴史における奴隷制への関与および、今なお続くその影響について謝罪しました。
複数の報告から、欧米では現代式の奴隷制が続いていることが明らかになりました。