専門家らが、オランダにアフリカへの金銭的補償求める
(last modified Sun, 25 Dec 2022 06:03:39 GMT )
12月 25, 2022 15:03 Asia/Tokyo
  • 専門家らが、オランダにアフリカへの金銭的補償求める
    専門家らが、オランダにアフリカへの金銭的補償求める

アフリカの専門家らが、オランダがアフリカ諸国に対して植民地時代の損害の金銭的補償を行うよう求めました。

IRIB通信国際放送局ラジオ・スワヒリ語によりますと、オランダ政府が植民地時代の出来事についてアフリカ諸国に謝罪したことを受け、アフリカの専門家や活動家、大学関係者らは、「植民地時代の奴隷制やその他の犯罪に関するオランダの謝罪は十分ではなく、同国は、損害を受けた諸国に対し、これらの犯罪について金銭的補償を行うべきである」としました。

南アフリカ大学のKealeboga Maphunye氏は、「西側諸国が奴隷制や植民地主義の犠牲者に金銭的補償もせずに謝罪だけすることは、ある種のショーであり、このような犯罪の犠牲者の痛みを無くすどころか軽減することさえ望めない」と述べました。

続けて、「1652年にオランダ人が南アフリカに上陸してから今日に到るまで、私たちは奴隷制の影響を感じ続けている」と指摘しました。

また、アフリカの研究者であるMustafa Mheta氏も、「アフリカは奴隷制の問題について、奴隷貿易を行った西側諸国が謝罪に加えて金銭的補償を行うまでは、彼らと和解することはできない」としました。

 


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