米露囚人交換で帰国のロシア人、収容生活を語る
12月 11, 2022 21:09 Asia/Tokyo
米露両国の囚人交換により、およそ15年ぶりにロシアに帰国したヴィクトル・ブート氏がインタビューに応じました。
ブート氏は米国がテロ組織に認定しているコロンビアの左翼反政府武装組織への兵器供給で米国市民の殺害に共謀した罪で起訴され、25年の拘禁刑を受け服役していました。
今回、米露当局の交渉の末、ロシアで麻薬密輸の罪で服役していた米国の女子バスケットボール選手ブリトニー・グライナー元受刑囚との身柄交換という形で、8日に解放されました。
ブート氏はロシア・トゥデイのインタビューの中で、拘禁生活のなかで一番辛かったのは「電話は月1回で、家族や友達となかなか連絡が取れなかったこと」と振り返りました。
一方でブート氏は、西側諸国はロシアが独立した発展の道を歩んでいることについて、「西側では90年代のソ連崩壊が始まったときに、彼らは我々にとどめを刺さなかったと考えている。ロシアが今誰にも依存せず生きる道、本当の独立国として発展しようと人々が選んだことは、彼らにとってはショックなニュースだ」と述べました。
また、ブート氏はロシアのウクライナにおける「特殊軍事作戦」を支持していると表明し、自らの能力を生かす可能性があるなら参加する準備もあると述べました。