ブラジル首都緊迫化、ルラ次期大統領の就任式控え爆弾騒ぎ

ブラジル首都ブラジリアが、次期大統領の就任式を目前に緊迫化しています。

ロイター通信によりますと、ブラジルのルラ次期大統領が2023年１月１日の就任式を前に滞在しているホテルの近くでバックパックが見つかり、爆弾処理班が出動した件で、首都ブラジリアの警察は２７日火曜、バックパックの中身は身の回り品のみだったと明らかにしました。

ブラジリアではルラ氏が１０月の大統領選で現職ボルソナロ氏に勝利して以来、緊張が高まっています。

今月２４日に地元警察は、選挙結果を覆すよう軍の介入を働きかけるために軍司令部の外に野営しているボルソナロ支持者らと関係のある男が、爆破計画を立てたとして逮捕していました。

ディノ次期法務相は今月２６日、ブラジリアの緊迫した状況を踏まえ、政権移行チームが来月１日の就任式に向け、治安対策を強化したと明らかにしました。

ディノ氏はまた今月２７日、政権移行チームが最高裁判所に対し、今後数日間にわたってブラジリアでの銃器の携帯を差し止めるよう要請すると述べました。

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