米軍兵員不足の窮状、精神疾患者まで採用
12月 29, 2022 22:11 Asia/Tokyo
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米軍兵員不足の窮状、精神疾患者まで採用
アメリカ陸軍が、医学的問題のある志願者の募集を禁止する法律の変更により、精神障害のある人々の募集と雇用の許可に踏み切りました。
民間部門から米軍への転職希望者を誘惑するオファーにより、米軍にとって2022年は1973年の徴兵制の廃止以来、最悪の年となっています。
アメリカ陸軍は2022年末までに6万人の兵士採用を目標していましたが、実際にはこの採用目標人数まで25%、すなわち4万5000人が不足しているということです。
アメリカの国際金融情報サイト・ウォールストリートジャーナルによりますと、米陸軍は去る6月、38の医学的問題を抱えた志願兵の登録を許可し、行動障害を持つ 700人の兵士を募集しましたا
こうした中、従来はこのような医学的問題を抱えている人は直ちに失格となり、研修コースへの参加を禁じられていました。
以前、米ニュース局CNBCは、米陸軍による不適切な志願者の採用が増大しているため、身体的および精神的健康の基準を満たしているのは若手志願者の23%に過ぎない、と報じていました。さらに、16歳から21歳までにわたるこれらの志願者のうち、入隊希望者はわずか9%だったということです。
さまざまな部門のアメリカ兵、特に世界各地で長期任務を強いられている兵士の精神・心理的状態の悪化によりアメリカ軍での自殺が増加・拡大しています。
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