米製F35戦闘機が輸出停止に
1月 01, 2023 19:21 Asia/Tokyo
アメリカ航空機製造企業ロッキード・マーティン社が、同社製のF-35型戦闘機の飛行および新規引渡しの停止を発表しました。
世界最大の防衛産業請負業者でもあるロッキード社は先月15日、第5世代型F-35B 戦闘機が同国テキサス州の基地で試験飛行の着陸時に事故を起こしたことを明らかにしています。
イルナー通信によりますと、今回の措置に踏み切ったロッキード社は現在、テキサス州でのF-35B戦闘機事故の原因を調査中ということです。
同社と米国防総省はこれに先立ち、F-35B戦闘機398機 を米軍およびベルギー、フィンランド、ポーランドなどの海外の顧客へ販売する300億ドル相当の契約締結について発表していました。
複数の報道によりますと、米空軍は飛行停止としたF-35 の数を明らかにしていませんが、これらの最新鋭戦闘機に加えて、ほか203機の訓練機も射出座席に欠陥がある可能性があるため飛行停止にしたと言われています。
なお、この台数は、空軍司令部訓練部隊の航空機の40%にあたります。
F35B型戦闘機は、昨年10月下旬にも米ユタ州ソルトレイクシティ近くのヒル空軍基地で墜落事故を起こしていました。