米下院が、15回目の投票でようやく議長選出
(last modified Sat, 07 Jan 2023 08:05:37 GMT )
1月 07, 2023 17:05 Asia/Tokyo

米国下院は1月7日にかけての深夜、第15回目の投票を行い、共和党のケビン・マッカーシー氏を新議長に選出しました。

アメリカの主要テレビ局が一斉に中継した投票結果によれば、第15回めの投票で共和党のマッカーシーが216票を獲得して下院議長となり、新体制での議会運営を4日間も麻痺させた討論に終止符が打たれました。

同氏の主なライバルであった民主党のハキーム・ジェフリーズ氏の得票は211票で、その他の6人の議員は棄権を選択しました。

第15回投票でも民主党議員は、全員がジェフリーズ候補を支持し、これまでの回と同様、212人が票を投じました。ジェフリーズ氏はこれ以前にも、党の議員団で黒人による初のリーダーとして選出された経験があります。

マッカーシー氏は1月6日、下院議長選で2024年度の政府支出を約750億ドル削減する案を提案していますが、 ブルームバークによれば、同案は国防の大幅な強化を主張する共和党員の大多数から支持を得られなかったということです。

下院議長は過去100年、大抵の場合が一回目の投票で選出が決まっていましたが、今回の下院新議長選出のための討論会は4日間続き、下院議員は議長が選出されるまで宣誓もできない状態が続いていました。

 


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