1月 09, 2023 18:48 Asia/Tokyo
  • ヘンリー・キッシンジャー氏
    ヘンリー・キッシンジャー氏

米国務長官および、国際安全保障問題担当大統領補佐官を歴任したヘンリー・キッシンジャー氏が、自らの新著の中で「ウクライナの中立化こそが、同国とロシアの紛争を終結させる道である」としました。

ファールス通信によりますと、キッシンジャー氏は『リーダーシップ: グローバル戦略の 6 つの教訓』という自らの新著において、「もしウクライナがNATO北大西洋条約機構に加盟すれば、この軍事ブロックの境界はロシア首都モスクワから500キロに位置することとなり、それはウクライナとの戦争の継続につながるだろう」と述べています。

また、「ウクライナでの現在の戦争終結の道はただ1つ、それはウクライナの中立化だ」としています。

キッシンジャー氏は昨年8月、協議によるウクライナ戦争の終結を勧告しており、その際には「ウクライナ戦争の長期化は、紛争の激化につながる可能性がある」との見解を示していました。

また、昨年12月には政治・文化・時事問題を扱うイギリスの週刊誌スペクテイターにおいて、一大大戦の拡大の回避のための、ロシアとウクライナ間の協議を求めました。

ロシア国防省は8日日曜、「今月6日と7日のわが軍による一方的停戦の間、ウクライナ軍は、ルガンスクとドネツク、ザポリージャとヘルソンの各地域にあるロシアの拠点、および住宅地に対して数百回の砲撃を行った」と発表しました。

ロシアのプーチン大統領は一方的に、今月6日から1月7日までの停戦を命じました。

ロシア大統領府はまた、ウクライナに停戦宣言を求めましたが、ウクライナ側はこの提案を偽善的であるとして拒否しました。

 


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