1月 17, 2023 15:48 Asia/Tokyo

ロシア大統領府報道官が、「ウクライナに最先端兵器をさらに送付しても、戦況は変わらないだろう」として警告しました。

昨年2月24日にウクライナで戦争が始まって以来、米国とその同盟国は、ミサイルシステム、無人機、装甲車両、通信システムなど、数百億ドル相当の武器をウクライナに提供してきました。

ロシアは、この行動が同国とウクライナの間の軍事紛争の激化の原因である、との見解を示しています。

 

ペスコフ・ロシア大統領府報道官

 

ロイター通信によりますと、ペスコフ・ロシア大統領府報道官は16日月曜、「英国がウクライナに送る予定の戦車は『燃える』だろう。イギリスは戦車・チャレンジャー2をウクライナに送ることで、この国を反ロシア的な目的を遂げるための道具として利用している」と語りました。

また、「英国やポーランドなどの国からの新たな軍事品調達により、現状が変わることはない」と述べています。

イギリスは14日土曜、高度な砲撃システムを備えた戦車・チャレンジャー2を14台、今後数週間のうちにウクライナに送付すると発表しました。

一方、在英ロシア大使館はメディアに向けて声明を発表し、「チャレンジャー2の対ウクライナ送付は、ウクライナ軍を支援する以上に、戦争の激化と犠牲者の増加を引き起こすことになるだろう」としています。

チャレンジャー2は、射撃エリアでの直接使用を目的に設計された、機動性の高い装甲戦車です。この戦車の主な役割は、敵の装甲装備の破壊・無力化ですが、ハード・ソフト両方の対象に対処が可能というもう1つの特徴を持つことから、激しい紛争とともに暴動時の平和維持のためにも使用できます。

 


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