ローマ法王が富裕国に勧告、「アフリカから手を引くべき」
2月 02, 2023 18:33 Asia/Tokyo
ローマ教皇・フランシスコ法王がアフリカ・コンゴ民主共和国への訪問の中で、「コンゴにおける醜悪な搾取」を非難しました。
ロイター通信によりますと、ローマ法王はアフリカにおける衝突の起爆剤となっている「欲望の毒」を非難し、「富裕国は、鉱産資源よりも人間のほうがもっと価値ある存在だということに気づくべきだ」と述べています。
この報道によりますと、ローマ法王はコンゴでの「醜悪な搾取」を非難するとともに、「同国の壮大な鉱産資源やその豊かな富が、戦争や難民化、飢餓を助長している」語りました。
続けて、「コンゴ民主共和国から手をひけ!アフリカから手を引け!この国を窒息させるのをやめよ。この国は採掘する鉱山でも、略奪する土地でもない」と強調しています。
一方で、フェリックス・アントワン・チセケディ・チロンボ・コンゴ民主共和国大統領は、「武装民兵に加えて、外国勢力が我が国の鉱物資源を渇望しており、隣国ルワンダの直接的助力を得て恐ろしい犯罪を引き起こしている」と表明しています。