米下院がオマル民主党議員の外交委員会除名を可決、イスラエル批判を理由に
2月 04, 2023 18:04 Asia/Tokyo
共和党が過半数を占める米下院が、シオニスト政権イスラエルへの批判を理由とし、イスラム系民主党議員イルハン・オマル氏(ミネソタ州選出)を外交委員会から除名する議決を可決しました。
イルナー通信によりますと、米下院は2日木曜、物議をかもした内部表決で、賛成218票、反対211票によりイルハン・オマル議員を、所属の外交委員会から除名する決議を可決しました。
下院は、オマル氏の過去の発言を理由に、同議員の外交委員会から排除する動きに出ました。
ケビン・マッカーシー下院議長は、オマル氏の発言を“繰り返しのユダヤ排斥主義かつ、反米的なもの”としています。
オマル議員はこれに先立ち、「共和党は、米連邦議会におけるイスラム系議員の存在に耐えられない」としていました。
オマル氏は、シオニスト政権イスラエルの政策や同政権の犯罪を非難する発言を行っていることを理由に、圧力をかけられています。
同氏はまた、イスラエルに対するアメリカの資金・軍事援助の見直しを求めています。
これに関して、イラン外務省のキャンアーニー報道官はツイートの中で、「イルハン・オマル氏の米下院外交委員会からの除名は、批判的な女性議員の声をボイコットするための米議会での独裁・専制である」としました。