2月 26, 2023 14:27 Asia/Tokyo
  • IMF国際通貨基金のゲオルギエバ専務理事
    IMF国際通貨基金のゲオルギエバ専務理事

IMF国際通貨基金のゲオルギエバ専務理事が、途上国の債務再編を巡りG20・主要20カ国・地域の間に見解の相違があるとの認識を示しました。

ロイター通信によりますと、ゲオルギエバ専務理事は25日土曜、インド南部ベンガルールで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議の傍ら、記者団に対し「債務再編については依然として見解の相違がある」とした上で「(円卓会議で)見解の相違を埋めようという決意があったことは明らかだ」と述べました。

今回の会合で、ゲオルギエバ専務理事はシタラマン・インド財務相と共同で、途上国の債務問題に関する円卓会議の議長を務めました。

さらに、今回参加したインドの隣国のスリランカ、バングラデシュ、パキスタンは、新型コロナウイルス流行やウクライナ戦争に伴う景気減速でIMFに金融支援を要請しています。

結局、今回はインドが議長総括で2日間の討議内容と見解の相違点を指摘する形にとどまり、参加国の間での足並みがそろわなかったことから、共同声明の採択は見送られました。

開催国インドは、反ロシア的な立場表明を避け、外交を通じた解決を求めるなど、おおむね中立的な姿勢を維持しています。

 


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