在ウィーン国際機関ロシア代表「ウィーン協議妥結の機会は残されている」
(last modified Thu, 09 Mar 2023 13:00:45 GMT )
3月 09, 2023 22:00 Asia/Tokyo
  • 在ウィーン国際機関ロシア代表
    在ウィーン国際機関ロシア代表

在ウィーン国際機関ロシア代表のウリヤノフ氏は、「ウィーン協議妥結の機会はまだ残されている」と述べました。

対イラン制裁解除をめざすウィーン協議でロシア代表を務めるウリヤノフ氏は、ツイッターに「協議のプロセスが消滅し、制御できない事態に陥ることを許してはならない」と投稿しました。

ウリヤノフ氏は先日のIAEA理事会でも、イラン核計画に関する保障措置の政治的な主張を解消することが、ウィーン協議妥結のための条件であるとの見方を示していました。

こうした中、英仏独のいわゆる欧州トロイカは、IAEA理事会で共同声明を出し、保障措置問題に関するイランとIAEA間の合意履行を求めました。

ウィーン協議は数カ月にわたって集中的な外交協議が続いていましたが、アメリカの不誠実な振る舞いや決断の遅れ、過剰な要求や新たな問題の提起により中断しています。

米政府は、その外交的主張とは裏腹に、核合意復帰への意志を欠いており、核合意離脱というトランプ前政権の失敗を取り返せずにいます。

イランは責任を果たす国として、制裁解除の保証があり、イランに圧力をかける名目が残らないような強固で信頼に足る合意を結ぶ用意があると何度も表明してきました。

 

 


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