WHO,「アフリカの角一帯で13万人が餓死の恐れ」
3月 12, 2023 19:08 Asia/Tokyo
WHO世界保健機関が、「アフリカの角(アフリカ東端部)」と周辺地域では13万人近くが深刻な飢餓状態にあり、死に直面していると警告しました。
フランス通信が12日日曜、WHOの発表として報じたところによりますと、ジブチ、エチオピア、ケニア、ソマリア、南スーダン、スーダン、ウガンダを含む「アフリカの大角」と呼ばれる地域の住人4800万人が、危機的レベルの食糧不安に陥っています。
このうち約600万人は緊急対策が必要な状況で、さらに12万9000人は最悪の状況に置かれています。
また、それらの12万9000人の内訳は9万6000人がソマリア人、3万3000人は南スーダン人となっています。
加えて、同地域では今年、5歳未満の子ども約1190万人が急性栄養失調に陥る恐れがあると見られています。
アフリカ東端部は、気候変動に対して最も脆弱な地域の一つとされ、過去5年間で雨期に十分な雨が降らず、家畜数百万頭が死に、作物は壊滅状態に陥りました。
こうした状況を受け、この地域の住民は水や食べ物を求めて移動を余儀なくされています。
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