3月 14, 2023 19:37 Asia/Tokyo

強力なサイクロン・フレディがアフリカ南東部を再び襲い、モザンビークとマラウイで合わせて100人以上が死亡しました。

アフリカ南東部にサイクロン再上陸

 

フランス通信によりますと、フレディは2月21日にマダガスカル、24日にモザンビークに上陸しており、モザンビークに上陸するのは2度目です。

両国の当局の発表によりますと、フレディは今回、先週末に掛けてモザンビークを通過し、13日月曜早朝にマラウイに上陸しました。

また、マラウイでは夜に発生した土砂災害で家屋が流され、少なくとも99人が死亡したほか、134人が負傷し、16人が行方不明となっています。災害当局は、死者はさらに増えるとみています。

ある住民の話では、政府による救援が遅れており、住民らが手で泥をかき分け生存者を探さなければならなかった、ということです。

国連によりますと、このサイクロンで1万1000人以上が被災したとされ、一方、モザンビーク当局によると、少なくとも10人が死亡、14人が負傷しました。

WMO世界気象機関は、フレディは去る2月初旬にオーストラリア北西沖で発生し、発生から消滅までの期間が観測史上最も長いサイクロンになると予測しています。

WMOはまた、フレディによる死者はこれまでに、マラウイで99人、モザンビークで20人、マダガスカルで17人の計136人に上っている、としました。

 


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