4月 01, 2023 17:33 Asia/Tokyo
  • ウクライナのゼレンスキー大統領
    ウクライナのゼレンスキー大統領

ウクライナ大統領府補佐官が、同国での停戦発表の提案を拒否しました。

ロシアがウクライナでNATO北大西洋条約機構による自国国境侵入阻止を目的に特殊軍事作戦を開始してから1年以上が経過する中、各当局やさまざまな国から、停戦確立や終戦のための多くの提案がなされてきましたが、それらはいずれも、ウクライナと同国を支持する米国を筆頭とした西側諸国の反対に直面してきました。

ここで注目すべきことは、ロシアが、停戦交渉の失敗の原因がウクライナにあると考えていることです。

カタール国営衛星通信アルジャジーラによりますと、ウクライナのポドリャク大統領府長官補佐官は、同国での停戦宣言という提案を拒否し、「停戦を宣言することは、占領した地域にロシアが留まると認めることを意味する。このようなことは容認できない」と述べています。

また、「西側の平和維持軍をウクライナに配備するという考えは無価値である。ウクライナは、必要と思われる方法で軍装備を自国領内に移転させる権利を有する」と語りました。

こうした中、ペスコフ・ロシア大統領府報道官は声明を発表して、ウクライナでの停戦というベラルーシの提案に反応し、「ロシアはこの提案を検討するだろうが、今のところ停戦によって、ウクライナでの特殊軍事作戦によるロシアの目的がかなえられることはないだろう」としました。

ベラルーシの大統領は31日金曜の演説において、ウクライナでの即時停戦と、恒久的な和平という解決を目指す交渉の開始を呼びかけていました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ