アメリカ人の平均寿命が短縮
4月 09, 2023 17:28 Asia/Tokyo
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アメリカ人の平均寿命が短縮
CDC・米疾病予防管理センターは、アメリカ人の平均寿命が短縮されたと発表しました。
専門家らは、経済的不平等や新型コロナウイルスの大流行がアメリカでの平均寿命短縮の原因とみています。
CDCは報告書の中で、2021年の米国の平均寿命が2020年よりも1.8歳減少し、1996年以来の最低水準に達したとしました。
この報告によると、2020年のアメリカ人の平均寿命は、米南東部のサウスカロライナ、オクラホマ、アーカンソー、テネシー、ケンタッキー、アラバマ、ルイジアナ、ウェスト・バージニア、ミシシッピの各州で75歳未満となっています。
社会的・経済的不平等に関する専門家は、米国では過去40年で平均寿命の格差が最も広がっていると語っています。
米ハーバード大学医学部のある教授も、平均寿命が低い人は米国社会の中でも最も貧しい階層にあると指摘しています。こうした人々はより少ない医療サービスしか受けられず、最大の食料不安を抱えているということです。
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