米ケンタッキー州の公園で発砲、2人死亡、4人負傷
米ケンタッキー州ルイビルの公園で、何者かが人混みに向けて発砲する事件があり、当局によると少なくとも2人が死亡、4人が負傷しました。
米CNNが、ルイビルの警察の発表として報じたところによりますと、現地時間の今月15日午後9時ごろ、通報を受けてチカソー公園に駆け付けた警官は、銃撃された被害者複数を発見しました。うち2人は現場で死亡が確認されています。
当局の15日夜の記者会見によれば、負傷者4人は近くの病院に搬送され、1人が手術を受けて重体となっています。
警察は「銃撃発生当時、公園内に数百人がいたところで、何者かが人混みに向けて銃撃を始め、少なくとも6人に当たった」と説明しました。
もっとも、警察はまだ容疑者を特定しておらず、犯行の動機も分かっていません。
警察は記者会見の中で、銃撃した人物に出頭を呼びかけました。
ルイビルではこの5日前にも、銀行内での銃撃で5人が死亡、数人が負傷する事件が起きたばかりです。
ルイビルのクレイグ・グリーンバーグ市長は記者会見で「我々の市にとって言葉にならない悲劇の週だった」と振り返り、「月曜には職場の銃暴力という恐ろしい行為のために5人の市民を失った。そしてその5日後、再び見境のない銃暴力の現場を目の当たりにしている」と語りました。
バイデン米大統領は国内での銃暴力が増大していることを受け、同国議会に対し、銃の所持に対するより厳しい規制の実施を求めました
アメリカでは、人口100人当たり120丁の銃器が存在しているとされています。
アメリカでの銃暴力が多い主な理由は、銃の所持や売買が自由であり、また国内の武器会社の力や影響力が大きいことなどがあげられます。