スーダン衝突;首都圏市民が水・電力・食糧不足に遭遇
4月 26, 2023 15:16 Asia/Tokyo
アフリカ北東部スーダンの首都ハルツームで、市民らが軍と準軍事組織との衝突により、大規模な危機に遭遇しています。
国際通信イランプレス記者がハルツームから伝えたところによりますと、スーダン軍と準軍事組織との間で武力衝突が発生してから10日後の25日火曜、双方は3日間の停戦に合意しました。
今回の武力衝突は、ハルツームをはじめスーダンの他都市の市民へのサービス提供に悪影響を及ぼし、彼らの苦痛を増大させています。
スーダンで武力衝突の勃発と同時に、病院、給水網、その他の公共サービスが問題に直面し、現在ではハルツーム・バーリ地区の給水網が爆撃の結果破壊されています。
武力衝突や継続しない停戦により、この地区の住民は飲料水を確保するために長蛇の列を作り並ばなければなりません。
あるスーダン市民はハルツーム市内でイランプレスの取材に対し、食料確保だけでなく、飲料水の危機も深刻だとコメントしました。
また、「スーダン軍と準軍事組織が戦争停止に向け協議を開始するよう願っている」と語っています。
さらに、バーリ地区のある住民もイランプレス記者に対し、「我々は10日間にわたり深刻な経済危機とともに水、電気、食糧の不足に瀕しており、事態は極めて困難だ」と述べました。
スーダンでは今月15日朝、アブドゥル・ファッターハ・ブルハーン将軍率いる国軍とモハメド・ハムダン・ダガロ司令官準軍事組織「迅速支援部隊・RSF」による激しい衝突が勃発しました。