ドイツで、メーデーのデモ参加者が暴徒化

ドイツの首都ベルリンで、数千人の左派抗議者がメーデーのデモのために街頭に集まりましたが、同国の一部地域では暴徒化して衝突が起きました。

ドイツでは昨年からこれまでに、ウクライナ戦争の影響がエネルギーや食料の価格上昇に及んだことを受けて、過去数十年で最も破壊的といえるストライキが複数回起きており、そのために労働組合も、実際の生活費用に合わせて賃金を引き上げるよう、圧力をかけています。

メーデーを明日に控えた30日日曜の夕方、ベルリンではデモ参加者が警察官を攻撃しました。

警察側は、「デモ開催の傍らで、複数の警官が何度も殴られたり蹴られたりした」と発表しており、抗議行動の中で少なくとも女1人が逮捕されています。

警察発表によれば、このデモには約3300人が参加しました。

デモ参加者らは警官に対して爆竹や火炎瓶を使用し、警察はそのため何度かデモを中止させました。

各種情報によりますと、30日日曜には最大で計3400人の警官がデモ関連の警備にあたっていました。

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