米が南太平洋トンガに大使館開設へ、中国の勢力拡大に対抗
May 03, 2023 17:19 Asia/Tokyo
アメリカが、太平洋地域における中国の勢力拡大に対抗し、自らの外交的駐在を増やすために、南太平洋・ポリネシアの島国トンガに大使館をほどなく開設します。
ダニエル・J・クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は2日火曜、米上院分科会の1つにおいて、「在トンガ米国大使館は、今月中に開設される」と発表しました。
また、「わが国は複数の太平洋上の小さな島国と、大使館の再開や開設に向けたやり取りを続けていく」と述べています。
こうした中、オーストラリアのペニー・ウォン外相は最近、「米国と中国がインド太平洋地域での影響力拡大を目指し激しい競争を繰り広げているが、この地域の国々は、世界の大国による命令の押し付けに強く反発している」と語りました。
ロイター通信によりますと、アメリカとイギリスは中国への対抗、およびインド太平洋地域での中国の勢力拡大を阻止する目的で、2030年代初頭までにオーストラリアに攻撃型原子力潜水艦を配備することを決定しています。
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