米の銃犯罪犠牲者、今年すでに1万4000人超
May 07, 2023 19:01 Asia/Tokyo
全米の銃犯罪をカウントするサイト「ガン・バイオレンス・アーカイブ(GVA)」は、今年に入ってから現在までに、全米ですでに1万4000人以上が銃犯罪で死亡したと伝えました。
銃の携帯が認められているアメリカでは、乱射事件が多発し、連日のように犠牲者が出ています。
多くの市民が銃携帯の自由に抗議し、銃規制のため法律の改正を求めていますが、銃関連の強力なロビー団体により、議会は具体的な対策を取ることができていません。
今回GVAは、今年初めから今月6日までに全米で199件の銃犯罪が発生して1万4600人が死亡しており、そのうちの521人が青少年、93人が子供だったとしました。
テキサス州では6日土曜にも乱射事件が起き、8人が死亡したほか、少なくとも7人が負傷し病院に搬送されました。このうち3人が重傷とされています。
米国には、市民100人あたり120丁の銃が存在するとされ、そのために、精神的問題や職業、個人や家庭あるいは社会的復讐感情による乱射事件が増える要因となっています。
米国と各国の銃犯罪を比較する統計をみると、米国の異様さが浮かび上がります。米国は全世界の人口の5%を占めるに過ぎませんが、銃犯罪者の31%が米国籍者です。
米国では銃犯罪による死者数が過去30年で最多にのぼっています。