May 18, 2023 18:01 Asia/Tokyo
  • 米シンクタンク「2001年以降、米の戦争で450万人死亡」
    米シンクタンク「2001年以降、米の戦争で450万人死亡」

米ブラウン大学のワトソン研究所が発表した研究結果によると、2001年以降、西アジアや北アフリカで米国の戦争によりおよそ450万人が死亡しました。

それによると、2001年の同時多発テロ事件以降、民間人38万7000人を含む90万6000人が戦争により直接死亡し、3800万人が難民となりました。

また、およそ360万〜370万人が、経済崩壊や食糧事情の悪化、衛生インフラの破壊、環境汚染といった間接的な理由により死亡したとされています。

2015年にはNGO団体の「国境なき医師団」が、イラクやアフガニスタン、パキスタンで米軍の戦争によりおよそ100万人が命を落としたとする報告を発表しました。

戦争の間接的な死者数を正確に把握することは困難です。その多くが飢えなど食糧事情の悪化によるもので、戦争から数ヶ月後、さらには数年後に明らかになってきます。

米国のブッシュ元大統領は、2001年の同時多発テロ事件後、世界的なテロとの戦いを理由として、アフガニスタンやイラクに侵攻しました。

イラクやアフガニスタン、シリア、リビア、イエメンでは、こうした対テロ戦争で、100万人以上が死亡しました。

また、米軍によるイラク占領は、ISISなどのテロ組織が生まれる要因となり、イラクやシリアで多くの犯罪が行われました。

 


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