イタリア北部で洪水発生　14人死亡・3万6000人超避難

イタリアの地方当局が20日、同国北部エミリアロマーニャ州で発生した洪水で3万6000人以上が避難を余儀なくされていると明らかにしました。

フランス通信によりますと、同州の洪水ではこれまでに14人が死亡しています。降雨は依然として続いており、地元当局は警戒警報を21日まで延長しました。

広島で開催中のG7・先進7か国首脳会議に参加していたジョルジャ・メローニ首相は20日、洪水被害に対応するため、日程を切り上げ帰国すると発表し、記者団に対し「この瞬間にこれ以上イタリアから離れていることはできない」と語りました。また、被災地域で活動中の救助隊員やボランティアら5000人の他、支援を申し出た他のG7首脳に謝意を表しました。

メローニ首相は、21日に被災地入りするとみられています。

今回の洪水により、エミリアロマーニャ州内では305か所以上で土砂災害が発生した他、500か所を超える道路が損害を受けたり閉鎖されたりしています。

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