12カ国がTPPに署名
(last modified Thu, 04 Feb 2016 11:47:09 GMT )
2月 04, 2016 20:47 Asia/Tokyo
  • 12カ国がTPPに署名

環太平洋12カ国が、TPP・環太平洋パートナーシップ協定に署名しました。

イルナー通信によりますと、アメリカ主導のTPPは、4日木曜、12カ国の高官によりニュージーランドで署名されました。

ニュージーランドのキー首相と、アメリカのフロマン通商代表は、ニュージーランド・オークランドのコンベンションセンター行われたこの協定の調印式に出席しました。この会場につながる道は、この協定に反対するデモ隊に対して封鎖されていました。

この協定の目的は、加盟国間の貿易と投資における障害の排除だとされています。

この協定により、貿易上の障害が少なくなり、自動車市場などの地域の市場にアメリカが寄り大きな形で参入することが予想されています。

TPPの署名国は、日本、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、アメリカ、ベトナムで、これらの国のGDP国内総生産は30兆ドルにのぼり、世界全体の総生産のおよそ40%を占めています。

マレーシアとニュージーランドはこの協定を内閣と議会で可決していますが、ニュージーランドの人々は、この協定に署名せず、これを国民投票にかけるよう求めています。

TPPの交渉に参加していた12カ国は、この協定に関して、交渉開始からおよそ6年後のアメリカ・アトランタで行われた19回目の協議で、大筋合意に至りました。

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