国連事務総長、「安保理・ブレトンウッズ体制は改革必要」
May 22, 2023 20:53 Asia/Tokyo
グテーレス国連事務総長が21日、安全保障理事会とブレトンウッズ体制を「今日の世界の現実」に合わせて改革する時が来ているとの認識を示しました。
ロイター通信によりますと、G7サミットが開催された広島で記者会見したグテーレス国連事務総長は、安全保障理事会とブレトンウッズ体制がともに1945年当時の力関係を反映しており、更新が必要だと指摘しました。
そして、「世界金融構造は時代遅れで機能不全に陥り、不公平になった」とし「新型コロナウイルスのパンデミックやロシアのウクライナ侵攻による経済的ショックに直面する中で、世界的なセーフティーネットとしての中核的な機能を果たせなかった」と述べました。
一方、今回のサミットでは、時代遅れの制度の改革やグローバルサウスの「不満解消」に向けた対策が不十分だという認識が、途上国の間で高まっていることを感じたと明かしました。
G7広島サミットは、国際社会で存在感を強めるグローバルサウスと呼ばれる国々を重視し、インドやブラジル、インドネシアの首脳らを招いて協議が行われていました。
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