May 23, 2023 20:48 Asia/Tokyo

スペインの一部リーグ「ラ・リーガ」に所属するブラジル人のヴィニシウス・ジュニオール選手が繰り返し人種差別を受けていることについて、世界は強い反発を見せています。

ラ・リーガのレアル・マドリードCFでプレーするヴィニシウス選手は20日土曜、FCバレンシアとの試合中に人種差別的な言葉で攻撃されました。この差別的な行為はさらに繰り返されたため、ヴィニシウス選手は試合中にもかかわらずバレンシアサポーターのいるスタンドに行き、彼らと小競り合いになりました。これにより試合は10分間中断され、VAR審判の映像を確認した主審は最終的に、ヴィニシウス選手のみにレッドカードを提示し、同選手が退場となりました。

 

スペイン、ラ・リーガ、FWビニシウスが相次ぐ人種差別行為に憤慨

 

ヴィニシウス選手は試合後、ツイッターに「ラ・リーガでは、人種差別が当たり前の行為となっている。ラ・リーガの関係者は、これらの差別主義的な言葉があたりまえのことだと考えており、そのために、サポーターらの誤った行動継続を煽っている」と投稿しました。

 

スペイン、ラ・リーガ、FWビニシウスが相次ぐ人種差別行為に憤慨

 

スペインのサッカー連盟は、これまでにヴィニシウス選手が9回に渡り受けてきた差別被害について、スペイン政府のスポーツにおける暴力・人種差別反対委員会に報告を提示した、と発表しています。

こうした中、ブラジルのルラ大統領はヴィニシウス選手に連帯感を示し、「FIFAなど責任ある機関が、サッカーにおける人種差別行為流布の阻止に向け、必要な措置をとるよう期待する」と述べています。

 


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