米が原子力空母のベトナム寄港で、新たな緊張を扇動
6月 27, 2023 19:29 Asia/Tokyo
アメリカは、対中国緊張緩和策の一環として自国のブリンケン国務長官を中国へ派遣してほどなく、米海軍原子力空母をベトナムに寄港させるという新たな緊張を煽る行動に出ました。
中国は、東アジアの軍事化および同地域における米軍駐留に強く反対し、それらを恒久的平和の実現を妨げるものだとしています。しかしアメリカは、台湾分離を支持し続けている上に地域へ軍を駐留させることで、東アジアの状況をより複雑にして緊張を増大させており、そのような行動は、中国から自身の国家安全保障を脅かすものだと見なされています。
米海軍は今月21日にも、沿岸警備隊の巡視船が台湾海峡を通過したと発表しています。
ロシアのスプートニク通信によりますと、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」は26日土曜夜、ベトナムのダナン港に寄港しました。
在ベトナム米大使館は、これが大量の犠牲者を出したベトナム戦争の終結した1975年以降で3回目の米空母の寄港になると発表しています。
ロナルド・レーガンは、軍当局者の会談などのためベトナムに5日間停泊する予定だということです。
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