7月 19, 2023 16:49 Asia/Tokyo

北米や欧州、アジアなどが熱波に襲われる中、国連の専門機関であるWMO世界気象機関が、「世界はより厳しい熱波へ備えなければならない」として警告しました。

フランス通信が19日水曜、報じたところによりますと、WMOの猛暑アドバイザー、ジョン・ネアン氏は「こうした現象は今後も増えていく。世界はさらに厳しい熱波に備えなければならない」と指摘しました。

また、都市化の急拡大、極端な気温の上昇、人口の高齢化などを背景に、健康リスクが急速に高まっているとして警鐘を鳴らしています。

さらに日中の最高気温よりも、夜間の最低気温の高さを懸念すべきだと指摘し、「夜間に高温が続くと、持続的な熱から体を回復させるのが難しくなり、極めて危険」だとして、心臓発作や死亡の増加につながると述べました。

温暖化の影響とみられる猛烈な暑さが続く中、各国の保健当局は水分を補給し、直射日光を避けるよう注意喚起しています。

欧米諸国でも記録的な猛暑が報告されているほか、最近では日本でも連日にわたり、「熱中症警戒アラート」が発令されています。

日本の気象庁や環境省はエアコンの適切な使用やこまめな水分補給を奨励するほか、日中の外出を避けるなど、熱中症対策を呼び掛けています。

 


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