知られざる米の恐ろしい戦争犯罪(4):韓国・ノグンリ虐殺事件
7月 19, 2023 17:28 Asia/Tokyo
朝鮮戦争の開戦後間もない1950年7月に発生したノ・グンリ虐殺事件は、50年間もの間、その事実が伏せられていました。
韓国・ソウルの南東160マイルにある忠清北道老斤里(ノグンリ)村で、多くの女性や子供を含む数百人の罪のない民間人が殺害されました。
朝鮮戦争は1950年6月25日に正式に開戦し、ほぼ同時に数百万人もの避難民が紛争地帯から避難しました。米軍当局は難民の中に北朝鮮市民が紛れ込むことを懸念し、難民流入の厳格な取り締まりを実施し、誰も戦線を越えることを許さないと宣言しました。
それから1ヶ月後の7月26日、400人以上の難民がノグンリ村近くの鉄道橋を渡ろうとしたところ、アメリカ軍による激しい爆撃にさらされました。
これら400人の民間人のほぼ全員がこの空襲によって殺害されましたが、米軍当局は1999年に真相が明らかになるまでこの虐殺を公にせず伏せていました。米国は暗に殺害を認めたものの賠償要求は拒否し、これを単なる戦争の悲劇のひとつとしました。