国連事務総長が、世界での核戦争勃発の可能性について警告
8月 06, 2023 17:51 Asia/Tokyo
国連のグテーレス事務総長は、世界での核戦争勃発の可能性について警告を発しました。
ロシア・タス通信によりますと、グテーレス事務総長はメッセージの中で、「一部の国が核兵器の使用を示唆している今、核戦争の危険が再び地球上に陰を落としている」としました。
また、「核兵器の廃絶は依然として国連の優先課題であり、核の危険を排除する唯一の方法は、核兵器の廃絶である」と述べました。
アメリカ軍は第2次世界大戦末期1945年8月、史上初となる原子爆弾を日本の広島や長崎に投下し、これは世界の軍事衝突の歴史で、人類に対する唯一の核爆弾による攻撃となりました。
様々な推計によれば、広島への原爆投下によりわずか1日で7万人から10万人が死亡した他、1945年末までこの攻撃での被ばくよる死亡者数は約14万人に増加しました。さらに、毎年、被爆の後遺症により数千人が命を落としています。