プーチン露大統領がサウジ皇太子と電話会談
9月 06, 2023 21:25 Asia/Tokyo
ロシアとサウジアラビアが産油量の削減に合意したことを受け、ロシア大統領府はプーチン大統領とサウジのモハンマド皇太子が電話会談を行ったと発表しました。
ロシア・リアノーボスチ通信によりますと、同国大統領府は声明において「プーチン大統領とサウジのムハンマド皇太子の電話会談で、双方は原油減産に関する合意が市場の安定に寄与すると強調した」と発表しています。
この声明ではまた、「プーチン大統領とムハンマド皇太子はOPEC石油輸出国機構とそれ以外の産油国が結成するOPECプラスの形での協力を強調するとともに、二国間協定はエネルギー市場の安定を保証する」と述べられています。
サウジの通信社は5日火曜、同国エネルギー省のある関係者の話として、「我が国は日量100万バレルの減産を2023年12月末までさらに3カ月間延長し、ロシアも2023年末まで30万バレルの輸出削減を続ける」と報じました。
OPECとそれ以外の産油国は、市場の強化を目的に2022年末から石油供給制限を開始し、2023年6月にはこの制限を2024年まで延長することで合意しました。
OPECプラスは、世界の原油の約4割を供給し、この組織の決定は原油市場価格に大きな影響を与えています。
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