南アフリカ大統領「ガザでのイスラエルの行為は戦争犯罪」
11月 16, 2023 17:33 Asia/Tokyo
南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領が、パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエルの行為は戦争犯罪にあたるとしました。
公式会談のためにカタールを訪問中のラマポーザ大統領は、記者会見でガザ地区におけるシオニスト政権の侵略行為について言及し、「イスラエルの行動は、戦争犯罪にあたる」と述べました。
南アフリカでは南西部のケープタウンで今月11日、数万人の人々が集まり、パレスチナへの支持と、ガザ地区での子どもを含めた大量虐殺を中心とするシオニスト政権イスラエルの犯罪への非難を表明するデモが実施されました。
報道によれば、参加者らはこのデモで、戦争の即時停止、ガザの人々への支援、ICC国際刑事裁判所の法廷におけるイスラエル政権指導者らの訴追、パレスチナの解放を求めたほか、駐南アフリカ・イスラエル大使を同国から追放するよう要請したということです。
イスラム教、キリスト教、ユダヤ教などの各宗教組織、政党、NGOといった40以上の団体が呼びかけて行われた南アフリカでのデモは、近年同国で行われたデモの中でも最も規模の大きなものの一つとなりました。
ラマポーザ大統領はこれに先立って、イスラエル政権によるガザ侵略やパレスチナでの緊張緩和をめぐり先月開かれたカイロ和平サミットにおいても、「民間人の殺害やガザ封鎖、ガザ住民の強制移住に関する決定を、我々は受け入れない」と述べていました。
西側メディアは今月6日、南アフリカがイスラエル政権の継続する犯罪に抗議するため、現地にいる駐在外交官を呼び戻していると報じています。
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