米サンダース上院議員が、自国のイスラエル支援に反対表明
12月 06, 2023 15:50 Asia/Tokyo
アメリカの無所属上院議員であるサンダース氏が、自国がシオニスト政権イスラエルへパレスチナ・ガザでの戦闘およびパレスチナ人殺戮を続けさせるため140億ドルの支援を行うことには反対すると表明しました。
米政治専門紙ザ・ヒルのウェブサイトによりますと、進歩的な米議員の一人として知られるサンダース氏は、イスラエルがガザで取るやり方を倫理にもとりかつ国際法違反であるとし、同政権へ140億ドルの支援を行うことは、アメリカがパレスチナの人々に対する犯罪に加担するのと同義だとしました。
続けて、アメリカ国内に医療や育児、生活必需品購入の費用をまかなうのに苦労する人々が数百万人いる中で、政府がイスラエル政権へ多額の援助を行おうとしていることに疑問を呈し、自国民の労働者世帯の低賃金による危機的状況に言及しながら、「緊急事態に直面しているのは、外国だけではない」と述べました。
アメリカのバイデン政権はこれに先立ち、イスラエル政権のミサイル防衛システム「アイアン・ドーム」および「デイビッド・スリング」の配備や、同政権がガザを含むパレスチナへの攻撃に使用する兵器を補充するため、追加軍事援助として約140億ドルの予算を充てようと計画し、議会に承認を要請していました。
サンダース氏はさらに、ガザでの民間人犠牲者の増加に関するパレスチナ保健省の統計を取り上げ、「180万人以上のパレスチナ人が家を追われ、食料、水、医薬品、燃料を手に入れることが困難な日々を送っている」と指摘しました。
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