12月 10, 2023 19:35 Asia/Tokyo

米ロサンゼルスでは、住宅価格の高騰によりホームレス問題が深刻化しています。

ロサンゼルスでは、今年1月時点の調査で7万5000人以上がホームレスとして暮らしており、2015年から約1.7倍増加しています。

現在、ロサンゼルスの一般的な賃貸の家賃は最低でも1700ドルと言われています。

カルロスさん(52)も2年前にホームレスになりました。当時は清掃業に従事し、週に400ドルほど稼いでいましたが、生活費を工面するのに精いっぱいで家賃が払えなくなりました。ホームレスになったことで抑うつ状態となり、薬物にも手を出したことから、仕事を失いました。

ロサンゼルス市当局はこの1年で2万1000人以上のホームレスを収容できる一時宿泊施設を32カ所設けましたが、焼け石に水の状態です。

カルロスさんは現在、市からの生活支援金1000ドルを毎月受け取っていますが、それでもまともな生活を送るには足りません。

アメリカのホームレス問題は、改善のきざしが見えないまま悪化の一途をたどっています。

 


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