12月 30, 2023 18:55 Asia/Tokyo

西アフリカ・ニジェールで、市民らが首都ニアメーの元フランス軍基地前に集結し、帝国主義的なフランス軍のニジェール駐留の終結を祝いました。

ニジェールでの仏軍駐留終結の祝祭実施

 

国際通信イランプレスによりますと、ニジェールでは29日金曜、大勢の市民らがニアメーにある元フランス軍基地前に集結し、自国からのフランス軍の政治・軍事上の完全撤退を祝い、喜びを示しました。

フランス寄りの政権が倒れた2023年9月以来、ニジェールの人々はニアメーで繰り返しデモを開催してフランス軍の撤退を強調しており、この重要な出来事は4か月にわたる国民の抗議活動の末に実現された形となっています。

 

ニジェールでの仏軍駐留終結の祝祭実施

 

一部のニジェール人は、ニアメーでイランプレス記者のインタビューに応えて、「我々の国からのフランスの完全撤退は、すべてのアフリカ人にとっての勝利である。市民の集会やデモがなければ、フランス軍はニジェール領から退去しなかっただろう。最終的に、国民の意思が勝利することになった」と述べました。

ニジェール市民らはさらに、「国内でのフランス軍事駐留の終結を祝う行事は、フランス帝国主義を打倒して国民主権を実現させるというニジェール国民の決意を象徴している」と強調しています。

 

ニジェールでの仏軍駐留終結の祝祭実施

 

フランス軍の最後の一団は今月22日、ニアメーの第110空軍基地で行われたニジェール軍最高司令官らが出席した式典で、同国から恒久的に撤退しました。 

ニジェール領土からのフランス軍撤退プロセスは、去る10月に開始されていました。

ニジェール国民は、同国で軍事政権が発足した後、ニアメーで毎週集会やデモを行い、自国におけるフランスの政治・軍事的駐留の終結を要求していました。

 

ニジェールでの仏軍駐留終結の祝祭実施

 

ニジェールの軍事政権と国民は、領土保全と自国の政治、軍事、経済面での独立の維持を常に重視してきました。

これに先立ち、ニジェール国民はニアメーにて、同国駐在フランス大使の国外退去に伴う祝賀行事も実施しています。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

タグ