1月 06, 2024 15:02 Asia/Tokyo
  • 米の銃暴力
    米の銃暴力

アメリカ国内の銃撃や銃による暴力について追跡を行う非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ」が、ウェブサイトにおいて2023年に同国で銃を用いた暴力により約4万3000人が死亡したと発表しました。

アメリカでは2023年、654件の銃撃事件が発生しました。

ガン・バイオレンス・アーカイブのウェブサイトによりますと、2023年の12月31日までにこのような事件に関連して死亡したアメリカ人の数は、合計4万2888人となりました。これは、1日あたり平均で117人が死亡していることになります。

これらの犠牲者のうち、約1700人は子どもであり、乳児から11歳までが295人、12歳から17歳までが1381人でした。

2023年に同国で起きた最も悲惨な銃撃事件は、10月25日にメイン州ルイストンのボウリング場などで米軍予備役の男が起こしたもので、18人が死亡、13人が負傷しました。

この銃撃事件は、ここ数十年で同国で起きた最も死者数が多い銃関連の射事件となり、バイデン大統領も事件の現場を訪問して行った演説で、銃規制強化に取り組む決意を示していました。

ガン・バイオレンス・アーカイブは 2014年から統計を発表していますが、年間で600件以上の銃撃事件が起きたのは、これで4年連続となります。

アメリカの独立調査機関ピュー・リサーチセンターの世論調査によれば、同国で銃を用いた暴力が増加していることは、米国民の銃器の所持や購入や所持を加速させており、安全上の懸念を理由に銃を所有している、もしくは購入を予定しているとした回答者は、全体の72パーセントにのぼりました。

 


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