米SNS世代はパレスチナに共感 世論調査で明らかに
(last modified Sun, 05 May 2024 06:55:15 GMT )
May 05, 2024 15:55 Asia/Tokyo
  • 米SNS世代はパレスチナに共感 世論調査で明らかに
    米SNS世代はパレスチナに共感 世論調査で明らかに

4月に発表されたアメリカの世論調査会社ピューによる調査の結果から、アメリカの新世代は古い世代とは異なり、シオニスト政権イスラエルに対してよりもパレスチナに対し肯定的な見方をしていることが明らかになりました。

それによると、30歳未満の成人の3分の1が、完全にあるいはほぼパレスチナに同情していると回答した一方、イスラエルに同情すると答えたのは14%に留まりました。

 

 ピュー・リサーチセンターの世論調査による統計

 

 

同様に、30歳未満の成人のおよそ6割がパレスチナに対して肯定的な見方をしているのに対し、イスラエルを肯定的に見ているのは全体の46%でした。

 

 

 ピュー・リサーチセンターの世論調査による統計

 

近年の調査結果と比較すると、イスラエルに対して好意的な見方を持つ30歳未満の成人の割合は、2019年以来17%減少しましたが、パレスチナに対する捉え方はこの期間を通じて変わっていません。アメリカの若者の間でイスラエルに対するイメージが悪化していることが分かります。

一方、この調査からは、古い世代はイスラエル寄りであることが判明しました。その理由の1つは、世代間の情報源の違いにあるといえます。古い世代はアメリカの有力企業やグループが制作するテレビ、ニュースネットワーク、新聞の情報を拠り所としているのに対し、若者世代は仲介者を介さずに直接SNSから情報を入手しています。当然ながらSNSの方が自由度が高く、ニュース編集者の管理下に置かれる度合いがより少ないのが現状です。

2023年10月7日以来、イスラエル政権は複数の西側諸国の全面的な支援を受け、パレスチナ・ガザ地区とヨルダン川西岸でパレスチナ人に対する新たな大規模虐殺を開始しました。

最新の報告によりますと、イスラエル政権によるガザ攻撃で3万4000人以上のパレスチナ人が殉教した他、7万7000人以上が負傷、1万人以上が行方不明となっています。

シオニストが牛耳るイスラエル政権は、英国植民地主義の計画及び、主にヨーロッパを中心とした諸国からのユダヤ人のパレスチナ移住を通じて1917年に設立され、その存在は1948年に宣言されました。それ以来、パレスチナ人虐殺とその全領土の占領を目的に、さまざまな大量殺戮計画が実行されてきました。

イランを含む世界の多くの国は、この問題の解決策は、イスラエル現政権を解体しユダヤ人を元の国に戻すことだと考えています。またイランは、パレスチナ国民こそがこれに関する意思決定者となり、ユダヤ人移民の受け入れの可否を国民投票を通じて発表すべきであると考えています。

 


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