G7の軍事費にオックスファムが意見
6月 13, 2024 16:47 Asia/Tokyo
13日からイタリアで開かれる主要7カ国首脳会議・G7サミットを前に、国際慈善団体のオックスファムは、G7諸国の軍事費のうちたった3%を充てるだけで世界の貧困問題が解決すると訴えました。
近年、子供の飢えや栄養失調は増加傾向にあり、世界中で数百万の家庭が子供を食べさせるのに困難を抱えていると言われています。
オックスファムは今回の声明で、
「世界中で飢えを撲滅するには、年間317億ドル必要になる。これに対し、G7が貧困国の債務を免除した額はわずか40億ドルだ」
としました。
それによると、世界中の飢えを撲滅するのに必要な金額は、昨年のG7全体の軍事費1兆2000億ドルのうち、わずか2.9%だということです。
オックスファムは声明で、「各国政府が戦争や流血には大盤振る舞いをしていては、飢餓を解決する時期が来た時には破産している」と警告しました。