G7からG20にシフトするロシア
G7はなぜ信頼を失ったのか?
2月 16, 2025 18:22 Asia/Tokyo
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G7はなぜ信頼を失ったのか?
トランプ米大統領は、かつてのG8がロシアを排除したことを「誤りだった」と述べました。
【ParsToday国際】トランプ氏は、ロシアのプーチン大統領およびウクライナのゼレンスキー大統領とそれぞれ12、13両日に電話会談したことについて「私はプーチン氏を信頼している。彼は平和を求めている」などと語りました。
そして、2014年に当時のG8がロシアによるクリミア併合を受けて同国を排除したことについて「誤りだった」とし、ロシアに「戻ってきてほしい」と述べました。
ロシアはG7よりG20に関心?
これに対してロシアのペスコフ報道官は以前、G20との協力に関心を示し、「G7はすでに世界経済のリーダーシップを失っている」「世界経済の中心地は他の場所に移っている」と述べていました。
G7に対するイランの見方
近年の国際情勢においては、G7の影響力が低下しているとの指摘が出ています。15日に独ミュンヘンで開かれたG7外相会合では、「イランが中東地域に影響力を及ぼしている」などとする声明文が出されました。
しかし、実際にはイランは近隣諸国との協調路線をとっており、国連事務総長や安保理議長にも繰り返し書簡を送り、外国勢力による干渉なく西アジア地域の問題解決を図るよう求めています。
例えば、イエメン問題についてイラン国連代表本部は、国連事務総長および安保理宛てに書簡を送り、「イランのイエメン問題に対する姿勢は一貫している。それは、イエメンの独立、主権、領土保全が守られる形で政治手段による解決が図られるべきだというものだ」としています。
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