7月 13, 2024 19:07 Asia/Tokyo
  • 中国が自国を非難したNATOへメッセージ、「NATOはアジア太平洋を情勢不安にする」 
    中国が自国を非難したNATOへメッセージ、「NATOはアジア太平洋を情勢不安にする」 

中国外務省の林建報道官は、NATO・北大西洋条約機構がアジア太平洋地域に恐怖をばらまこうとしていると非難しました。

【ParsToday国際】林建報道官は11日木曜、NATOがアジア太平洋地域に恐怖をばらまき情勢不安にしようとしていることを警告しながら、同日閉幕したNATO首脳会議での宣言のアジア太平洋地域に関する部分を非難し、「冷戦的思考と好戦的な言論に満ちたものだ」と述べました。

続けて、「冷戦j的思考や陣営対抗、ゼロサムゲームという時代遅れの理念を捨て、誤った対中認識を是正し、中国への内政干渉、中国のイメージの中傷、中欧関係の妨害をやめ、欧州の次にアジア太平洋を混乱させないよう、NATOに対して促す」としました。

そして、「中国は、自国の主権、安全、発展の利益を断固として守り、自らの発展と対外協力で世界の平和と安定により多くの安定性と前向きのエネルギーを注入していく」と強調し、次のように指摘しました。

「アフガニスタンとリビアの悲惨な境遇も、NATOの黒い手が伸びたところに不安定と混乱が起きることを物語っている」

一方、中国の王毅外相も11日、自国に対するNATO首脳の非難を「根拠がない」とし、「NATOは中国の内政に干渉すべきではない」と述べました。

NATO首脳らは同日に終了した会議で、中国をウクライナ戦争の「決定的な支援者」と呼び、「欧州・大西洋地域の安全保障に対するシステミックな脅威」とする宣言を発表し、中国政府の強い反発を招いています。

中国では、中央軍事委員会統合参謀部の景建峰副参謀長が先月、「米国は地域の安全と平穏にとって最大の問題である。同国は、地域における自身の覇権を維持すべく、アジア太平洋版NATOを設立しようとしている」と指摘していました。

 


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