ロシアが警告、「イスラエルは西アジアを崖っぷちに追い込む」
7月 15, 2024 17:16 Asia/Tokyo
ロシア外務省のザハロワ報道官が、「シオニスト政権イスラエルが取ったシリア領土への攻撃という無責任な行動は、西アジアでの紛争を拡大させることになる」と警告しました。
シオニスト政権イスラエルは近年、首都ダマスカスをはじめとしたシリア各地を繰り返し攻撃していますが、それらの大半は、防空システムが即座に反応し迎撃されています。
パールストゥデイによりますと、イスラエル政権がシリア領土に対し行った空爆は、シリア政府が国連および同安保理に幾度となく書簡を送り、このような攻撃を非難してその停止を求めている中で行われました。
ザハロワ報道官は、レバノンのアルマヤーディン・テレビとのインタビューで、イスラエル政権の度重なるシリア領土侵略を非難し、「イスラエルの無責任な行動は、西アジアでの武力紛争を拡大させ、この地域を崖っぷちに追い込んでいる」と述べました。
続けて、「イスラエル軍がシリア・ダマスカスにあるイラン大使館領事部を攻撃したことを受けて、西アジアでは大規模な戦争が勃発しかねない状態にある。イスラエルは、シリアに対する侵略的な行動を控え、悲惨な結果を招かないように国際規範を尊重すべきだ」としました。
また、「イスラエルの戦略的パートナーであるアメリカおよびその西側同盟諸国は、西アジアの情勢に関して沈黙を貫き、度重なるミサイル攻撃や爆撃を、ただの現実としてそのまま受け入れようとしている」と指摘しました。
そして、「ロシアとして、西アジアでの安全確立および対イスラエル戦争の解決に向けた具体案がある」として、「我が国は、これらの案を地域諸国とともに検討する用意がある」としました。
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